YAGレーザー
~レーザーの基礎~
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2009-11-10 2018-06-07
- キーワード
- レーザー
まず最初にYAGレーザーに関する基本的な知識を身につけてからレーザー光を取り扱いましょう。
この記事の目次
1.YAGレーザーとは?
YAGレーザーは、イットリウム・アルミニウム・ガーネット(Yttrium Aluminum Garnet)の略で、産業用途・医療用途・研究開発用途などで、よく利用されるようになってきています。 最近はYAG結晶にNdが添加されているものが多く出回っています。 基本波は1064nmのレーザー光を出しますが、この基本波を非線形光学結晶に通すと第二高調波(SHG)が出力されます。 基本波と第二高調波を非線形光学結晶に通すと第三高調波(THG)が出力されます。
2.YAGレーザーの波長
- YAGレーザーの基本波の波長は1064nmで、赤外光ですので目には見えません。
- 第二高調波(SHG)の波長は基本波の半分の532nmで、緑色なので目に見えます。
- 第三高調波(THG)の波長は基本波の1/3の355nmで、紫外光ですので目に見えません。
もしYAGレーザー光が目に入ってしまった場合、網膜損傷や視神経損傷と目の中心部損傷を引き起こし回復不能な大ダメージを引き起こします。 さらに白内障(水晶体損傷)を引き起こす可能性があります。